« 妊娠中って“シートベルト”しますか?しませんか? | トップページ | 私の視点“妊婦と車『シートベルトが胎児を守る』”~その2~ »

私の視点“妊婦と車『シートベルトが胎児を守る』”~その1~

下記は(朝日新聞 2003年11月19日より_東京大学医学部助手<国際保健学>・市川政雄さん記)の抜粋です。

妊娠中もシートベルトをするべきか。そんな疑問をもつ人は多いのではないだろうか。

道路交通法では「妊娠中である事により、座席ベルトを装着することが療養上又は健康保持上適当でないもの」は、シートベルトの着用が免除されている(同法施行令第26条3の2)。この条項が、妊娠中はシートベルトの着用を避けるべきだ、という誤解を招く原因になっている。

妊婦のシートベルト着用をめぐっては、母体と胎児の保護という二つの観点から考える事が出来る。シートベルト着用による母体の保護については、皆が認めるところだろう。

これまでの研究で、自動車事故による死亡の4~6割はシートベルトの着用で防ぐ事ができるということが知られている。心配なのは、シートベルトの着用による赤ちゃんへの影響である。

今年8月、シートベルト着用は交通事故時に胎児の生命も守るということが、アメリカの産婦人科学会誌で発表された。92年から99年の間に出生もしくは胎児死亡として届け出された約30万人を対象に行われたこの調査では、9000人近くの母親(2.8%)が妊娠中に事故に巻き込まれていた。交通事故に遭った母親をシートベルト着用の有無で比べたところ、非着用者の胎児の死亡率が約3倍だったことがわかった。
一方、妊娠中に交通事故に合わなかった妊婦と交通事故に遭遇はしたがシートベルトを着用していた妊婦の間では、胎児と母体の状態に違いはなんら認められなかった。母体と胎児の双方の身体を守る意味で、妊婦はシートベルトを着用すべきことを示唆する。
ただし、シートベルト着用に際しては、子宮のふくらみの上をベルトがとおらないよう十分に配慮する必要がある。交通事故や急ブレーキ時に子宮に過度の圧力がかからぬよう、肩ベルトは乳房の間からわき腹へ、腰ベルトはできるだけ腰の低い位置を通すことが望ましい。そのための補助具も市販されはじめている。

|

« 妊娠中って“シートベルト”しますか?しませんか? | トップページ | 私の視点“妊婦と車『シートベルトが胎児を守る』”~その2~ »

「510Style's note」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/40203/6847886

この記事へのトラックバック一覧です: 私の視点“妊婦と車『シートベルトが胎児を守る』”~その1~:

« 妊娠中って“シートベルト”しますか?しませんか? | トップページ | 私の視点“妊婦と車『シートベルトが胎児を守る』”~その2~ »