« キーワード:はしか(麻疹) | トップページ | 『はしか』ワクチンメーカー「効果5~10年」 »

『はしか 予防接種後も発症』ワクチンメーカー「効果5~10年」

(2003年11月28日 朝日新聞の記事より)

幼い時にはしか(麻疹)の予防接種を受けながら、小、中、高校生になってはしかにかかるケースが全国各地で広がっていることが分かった。朝日新聞社が、都道府県と政令指定都市の計60自治体にアンケートをしたところ、31自治体が過去5年間で症例があったと回答した。かつて「終生免疫」と呼ばれたはしかの予防接種だが、ワクチンメーカーも「今は5~10年程度」と認める。厚生労働省は、はしか対策の根本的な見直しを迫られそうだ。

アンケートは、各都道府県と政令指定市の感染症対策担当課などに対して、予防接種を受けたにもかかわらず、はしかにかかった例を把握しているかなどを尋ねた。

はしかの予防接種は予防接種法上、生後12~90ヶ月未満が公費負担の対象。勧奨のため、実際の接種率は推定80%前後とみられている。何らかの理由で抗体が得られない第1次ワクチン不全の人が全体の3~5%の割合でいるといわれる。しかし全国調査の結果、ワクチン不全だけでは説明のつかない例が数多く見られた。

札幌市の開業医は今年4月、予防接種を受けていた高校生もはしかにかかっていることに気付いた。市の要請を受けて調べると、患者の4割が接種済みとわかった。

埼玉県岩槻市の小学校では昨年4~5月に流行。市の調査では54人中36人が接種済み。千葉市では今年6月から麻疹患者の全国調査を開始。9月までで134人中46人に接種歴があった。

専門家の間では、予防接種を受けた子がはしかにかかることは数年前から指摘されている。

専門家が一様に指摘するのは、流行状況の変化だ。以前ならワクチンで得られる抗体が減衰する前にはしかの流行に遭遇して抗体が再び上昇する「ブースター効果」が期待できたが、流行が減ったために、この効果が得られにくくなったというのだ。さらに、
1:日本のワクチンは拭く和洋を抑えるために欧米に比べ効果が弱いとされている
2:型が異なるウイルスの流行が増えてきたことなどがあげられている。

全国調査の結果は、ワクチンを接種したにもかかわらず、麻疹にかかるケースがあることを示している。

|

« キーワード:はしか(麻疹) | トップページ | 『はしか』ワクチンメーカー「効果5~10年」 »

「510Style's note」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/40203/6847972

この記事へのトラックバック一覧です: 『はしか 予防接種後も発症』ワクチンメーカー「効果5~10年」:

« キーワード:はしか(麻疹) | トップページ | 『はしか』ワクチンメーカー「効果5~10年」 »